転倒は要介護の要因になります!
要介護となる原因は、第1位:認知症、第2位:脳血管疾患、第3位:高齢による衰弱に次ぎ、「店頭・骨折」が第4位となっています。
高齢者にとって、店頭・転落は骨折などの大怪我につながりやすく、中でも大腿骨の骨折は、歩けるようになるまでに時間もかかり、そのまま寝たきりになることも少なくありません。そうなると介護する家族の負担も段違いとなります。
転倒の死亡事故は交通事故の3倍です!
「令和元年人口動態統計(厚生労働省)」によると、高齢者の転倒・転落・墜落による死亡者数は8,774人で、交通事故による死亡者数の3倍以上となります。
転倒がADLの低下に繋がります!
転倒をきっかけに、恐怖感などの精神症状やうつを引き起こす転倒後症候群は、外傷が無くとも急速なADL低下に繋がります。また、骨折はさらなる移動能力の低下をもたらし、その後の生活の質も損なう原因となるのです。
骨折の連鎖を引き起こすことがあります!
高齢者に多く見られる骨粗鬆症では、骨折が生じやすくなり、次から次へと骨折が連鎖するドミノ骨折が起きやすくなります。一度背骨を骨折すると次の背骨の骨折を起こす危険性が5倍に、太股の付け根の骨折を起こす危険性は2.5倍になることがわかっています。